不名誉な賞？？？

恥ずかしいながら新聞で初めて知った。

”賞”というものは、他の誰よりも優れている人に与えられるものと思っていた。

ただ「ブービー賞」のように下から2番目や、「残念賞」と言ったものもあるが、

これらは遊びの場で慰め的に賞するものである。

しかしながら、首相が各国の代表者を前にしたスピーチに対して、「化石賞」なる

不名誉な賞が日本に与えられたという。

アラブ首長国連邦（UAE)で開催された

国連機構変動枠組み条約第28回締約国会議（COP28）において、

首相の演説内容が「アジア・ゼロエミッション共同体（AZEC)」の枠組みの下で

世界の脱炭素化を進めているとしたことに対し、

（『グリーウオッシュ』（見せかけの環境配慮）に他ならない」と指摘されたもの

である。

CANはCOP期間中、原則として毎日、受賞国を選んでいるとのことである。

化石賞は地球温暖化対策に後ろ向きだったり、交渉の進展を妨げたりした国などに

送られる賞とのことである。

原稿は学術者等によって練って練って作成されたものだろうし、資源の乏しい国内

の火力発電に頼らざるを得ない苦しさを反映させたのだろう。

あくまでも名称だけの「賞」であり、大きな意味はないのだろうが・・・・