「引きこもり支援」の講習を受けました

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「引きこもり支援」の講習を受けました

2019/02/17 「引きこもり支援」の講習を受けました

先日、キャリアコンルタント講習で「引きこもり」の方への講習に参加してきました。

キャリアコンサルタントとしてですから、就職に向けてどのように関わっていくかということです。

本人は引きこもり状態とは、自室に閉じこもっていることが「引きこもり」ではなく、昼間は自室等にこもっているが夜にはコンビニへ出かけ食品や漫画などを買ってくるなども含まれるます。

このような方が、本人から相談に来ることは、まずありえません。親が心配のあまり、悩みに悩んで相談に来ることが多いのです。

親がお子さんにいろいろとお話して、それなら会っても良いと思って来所するケースです。社会福祉士の資格保有者は自宅へ伺って扉越しに本人と話し合うと言ったケースはあるでしょうが、キャリコンサルタントにはそのような権限はなく、様々な方との連携で行わなければいけません。

しかしながら初回の面談でお話を聞けて解決することはありません。先ず初回は60分時間を確保していても、15分~20分で終わってしまうことが多いのです。年齢も20代から50代までと幅広くおられますので、キャリアコンサルタントって何者なんだろう?位にしか思ってないんですよね。関係構築ができるまで4~5回の面談を行って、やっとポツポツと話してくれるようになるわけですね。そうなってくると前に進むのが早くなっていくのですが、何しろ働いていなかった期間が長いのですから、いきなり7時間や8時間を働くことは難しい。増してや社会と接して来てなかったのですから、コミュニケーションを取るとかもできない。1日3~4時間働くことから始めていき体慣らしを進めていくことが大事なのです。それ以前に引きこもっていたのですから、「日常生活の堕落」もあり「日常生活の自立」を目指さなければいけません。規律正しい生活リズムを身に着けていくことが大切なのです。

 

「引きこもり」聞けば大抵の方は「さぼり癖」と思われる方も多いのではないでしょうか。

そうではないのです。だからこそ本人も悩み、親も悩んでいるのです。現在ニュースにもなっていますが「8050問題」で世間を賑わしているように、親は高齢になる中子どもは働かないまま50歳になっており、今は親の年金で一緒に暮らしていますが、いずれ親が亡くなると収入源は閉ざされてしまうのです。だからこそ親は子供のことで悩み、残された我が子のことが心配で仕方がないのです。

 

本人の立場になって考えると「引きこもり」にも十分に理由があるのです。決して「さぼっているのではない」のです。次のような理由が考えられます。

・育児は母親任せ、本人と父親とのコミュニケーション不足、厳格すぎる父親によるプレッシャー、【父親の理解不足】

・「進学→就職→自立」を望む親と期待に応えられない子ども【世代間での常識の差】

・本人の自立を阻む本人否定し、親の言う通りを望む親【子離れできない親、依存性する子ども】

・親からのプレッシャーと、思うようにならない自分との葛藤【親子間断絶】

・ひきこもり、強迫性障害、不安神経症、うつ、総合失調症、発達障害【神経症状】

・一人っ子、共働き夫婦、地域コミュニティの喪失 →対人関係機会の減少、ゲームや漫画など一人遊びの増加 【対人関係能力の衰退】

・世代間意識の差 →過干渉、自主性の否定、強引な介入【自主性の疎外】

・発達障害、二次障害(うつ・精神疾患)→コミュニケーション能力のお障害、周囲との不適応、いじめ。PTSD【適切な支援の必要性】

 

いずれにしても頭こなしに対応するのではなく、本人の気持ちを大切にして暖かく接していくこと、焦らずに向き合うことが大切なのです。

キャリアコンサルタントだけでなく心理アウンセラーとしても再認識を新たにするなど大変有意義な受講でした。

 

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