相談で多いのは・・・

クライアント本人の悩み相談以外に、家族をターゲットにした悩み相談が多い。例えば「奥さんが以前は優しかったのに急に口も利かなくなってしまった」とか「父と主人の中がとても悪く」など、また「子どもを主人の親にとられたが、児童相談所が中に割り込んでいてどうにもならない」など多々である。自分のことは棚に上げたまま、家族の誰かを悪者にしていることが多い。これらの原因を究明していくと、全て自分が変わらないと相手は変わらないということにたどり着くのである。言い換えれば見方が変われば世の中が変わって見えてくるということだが、そこに気づくには相当な時間が必要である。いうならばそのようになった時間、元に戻すにはそれ以上の時間を要すのである。もつれた糸を丁寧に解きほぐすように。話をして「そうなんだ。分かりました。帰ったらそのようにします。」と言ううくらいなら相談には来ないはずである。

誰かのことで悩むのなら、まずは己自身の見直しからはじめてみよう。