完璧な人間はいない

ある相談者からいろんな仕事を引き受けて自滅し「うつ」になり長期に休んでしまった経験があるとのことを聞いた。その癖は未だになの解消できてないがどうしたらよいかとの相談があった。

人から物事を頼まれたら、断りづらくてつい引き受けてしまうことは誰でもあることだ。しかし人の顔色ばかり窺い引き受けてしまうと、どれもこれも完成できずに、結局のところ相手に迷惑をかけることになってしまう。自分の仕事での優先順位、他人から依頼されたらいつまでに完成しないといけないのか、自分の仕事を片付けてからでもよいのか、そこのところをしっかりと確認して引き受けなければいけない。難しければ「断る」勇気が必要なのである。

チャレンジすることは大切であるが、何もかも完璧に行うことはできない。だからこそ相手の人もあなたにお願いに来ているのだから。当然時間が許すのであれば、積極的に手伝えばよい。しかし自分の仕事を犠牲にしてまで行ってはいけない。

そのためには「断る勇気」が必要なのだ。ただ断り方にも注意が必要である、相手を傷付けないで断らなければ、二度と仕事の依頼は来ない。「今私は〇〇の仕事で手いっぱいである。これを片付けたら手伝うことができるので、あと〇日待ってもらえないか。その仕事はいつまでに行わないといけないのか。」など、手伝う気持ちは十分にあることを意思表示したうえで断れば、相手にも傷付けないで済むのである。たったそれだけで「悩みの種」をうまく摘み取ることができるのである。